日本エアコミューター(JAC)様が就航地の持続可能性について学ぶモニターツアーを造成するにあたりツアーオペレーション&ガイドをさせていたふだきました。2泊3日のツアーでしたが大変ご満足いただけてモニターで終わらずに定期的に開催ができるように仕掛けていきたいと思える楽しさでした。改めて沖永良部島の地域の活動の力強さを感じたツアーとなりました。
ビーチクリーンもうじじきれい団のプレゼンテーションを聞いた後に梅雨の晴れ間の蒸し暑い中にもかかわらず真剣な眼差しで行っていただけました。振り返りでも前向きなお話が沢山いただけたと思います。また、翌日は未曾有の豪雨に見舞われたものの、コミュニティスペースの「entaku(エンタク)」で一般社団法人ツギノバ・代表理事の大久保昌弘(おおくぼ・まさひろ)さんから、
南北連携事業や日本財団を活用したサテライトオフィスなどの地域連携事業のプレゼンテーションをいただきました。またSDGs(持続可能な開発目標)についての講演では東北大学名誉教授、石田秀輝氏(沖永良部島在住)にバックキャスティング(制約を受け入れて逆算していく思考手法)についてもお話しいただき、地球環境の持続可能性や社会の持続可能性の話などみっちりと講義いただきました。雨読晴耕とはこのこととばかりに外では土砂降りだったんですが・・・。(笑)
その後entakuで地元の人たちとガッツリと黒糖焼酎を片手に美味しい食事を楽しみながら懇親を深めて行きました。翌日は沖永良部島型循環産業に挑戦している要ファームの要秀人(カナメ・ヒデト)さんの牛舎に訪問しました。視察受け入れも完全に板についてきた感じとなり堂々たるプレゼンテーションと眼差しには頼もしささえ感じます。加工品への挑戦など彼の挑戦・進化はまだまだ止まることを知らないようです。
この後、小規模多機能介護施設「かがやき」に訪問させていただきました。今回は今までの訪問で一番感動的なものとなりました。訪問した参加者のひとり、バルーンアーティストの「十夢(トム)」さんが、バルーンで利用者の皆様にデモンストレーションとプレゼントをしてくださいました。目を輝かせながら笑顔を弾けさせる利用者の皆様の姿を見た時にこのプログラムを続けてきて心からよかったと胸が熱くなる瞬間でした。末川大喜(すえかわ・だいき)社長の強い優しさが結実した瞬間だとも思いました。二人でアイコンタクトで喜びを共有できた瞬間でもありました。
食事も普段、利用者の皆様が取っている島の食材が盛りだくさんのメニューでおもてなし頂きました。和泊町研修センターでの昼食も「ささがわ」マスター栄純一(さかえ・じゅんいち)さんの島の松花堂弁当も大好評でした。この度の参加者は行政方からパイロット、CAさん、JAの方々や旅行会社の方々まで幅広い方々にご参加を頂きました。沖永良部島で続けられている「心豊かな沖永良部島を未来の子どもや孫たちに残すため」に続けられている活動が少しでも他の地域に横展開して広がっていくことを願っています。ご参加希望の方はぜひお知らせくださいませ。お待ちいたしております。
Comments