
甑島(こしきじま)のヤマシタケンタさん主宰の鹿児島離島文化経済圏(通称:リトラボ)の開催した『島祭【shimasai】』に参加してきました。ミッションは色々ありすぎて混乱をきたしますが、簡単に説明しますと昨年9月に行ったアイランドゼブラカンファレンスの視察先のホストオペレーターとしての報告会。DAY1に関しては今年度リトラボが今年熊毛地区周辺で行ってきた熊毛リーダーズスクールに関しての成果報告会。そして、経済産業省・中小企業庁【地域の社会課題解決起業支援のためのエコシステム構築実証事業】の報告会でのトークセッションのモデレーターとして参加してきました。昨年の5月ごろに9月のフィールドワークの打診をいただき9月開催にこぎつけとても濃密な私としても今後のターニングポイントになる出会いがあったツアーとなりました。
ヤマシタケンタさんとは離島経済新聞社の特集記事2012年4月「逢いたい島人」企画で休耕地での米作りの記事を読んでから勝手に親近感を持ち、観光協会の事務局長として2013年から島づくりを場所は違えど行ってきた同志でした。10年後の2022年、縁あってやっと甑島に上陸してから2年間で3回甑島入りを果たしています。そして、リトラボが立ち上がった2019年からも事情で奄美群島が深く参加できなかった時にも付かず離れず程よい距離に入っていました。
今年で48歳になります。島に帰ってきたのが29歳の4月25日。19年目に突入。6年間は島の企業でサラリーマンをしながら農業を手伝い、8年間は観光協会の事務局長として地域づくりが仕事になり、独立して4年目が終わり5年目に突入しています。10年以上の時を経てまた島国根性が相まみれその間に多くの島の同志が繋がり『島志』を持つ仲間で仕事ができている。こんな現在を29歳で島に戻った私は想像すら出来なかったと思います。でも、思い返せば常にアンテナを張り、世の中の流れを感じて選択、決断、実行を続けていたからこそ48歳の今があるのだろうとしみじみと感じます。『島志』を持つ仲間はまさにそれぞれの場所でそれを繰り返してきた人たちの集まりがこの『島祭【shimasai】』には集っていたと思い返すと感じます。なんとなく、日々を過ごすのではなくいい意味で自分中心で、「誰かの人生を生きるのではなく、誰かのために自分の人生をわがままに生きる人たち」が集まった2日間だと振り返ることができます。

DAY1はあまり縁を繋げていなかった熊毛地区の取り組み紹介を中心にトカラ列島・口永良部・種子島・屋久島・硫黄島・竹島など、初めてご縁をいただけた方、お会いはしていたけどその頃よりライフステージが変わっていて驚いた方などたくさんのインプットがありました。これまで鹿児島県の離島振興課とリトラボが作り上げてきた島々が繋がるエコシステムを大枠で理解することができました。
DAY2は基調講演のZEBRA AND COMPANY株式会社の阿座上陽平(あざかみ・ようへい)さんの基調講演が素晴らしく最も心に残ったのが「資本主義の仕組みは本来素晴らしく、正しく活用できていない」・「群れで解決する」という言葉でした。
そして、本題のsession2の「地球に学ぶ探究学習セッション」では甑島からこしきツアーズ「齋藤智顕(さいとう・ともあき)さん」、屋久島からHUB&LAB Yakushima「福元豪士(ふくもと・たけし)さん」、硫黄島から株式会社musuhiの「大岩根尚(おおいわね・ひさし)さん」をゲストに迎えトークセッションを行いました。
それぞれの島で着地型の旅行会社・またはガイドを生業として営みながら自然に魅せられて島の魅力、島の暮らしの魅力を島外の方々に伝える、感じてもらうことを信条にしている方々であると感じました。テクノロジーが加速度的に進化して行く中でさも人間が環境を支配しているように勘違いしがちですが、奢りや侮りを持って自然に挑むと人間の無力さを感じることが多々ある。ちょっとした制約や不便を感じるタイミングで知識や知恵をフル活用してクリアして行くその過程に探究心の深まりや達成感が訪れる。その感じを共通認識としてセッションを進めていけたのではないでしょうか?それを深めて行くには仲間やコミュニティの力が必要になってくる。地球環境(生態系)の中に社会環境があり、経済と言われる仕組みがありその中にコミュニティがあり、家族があり、個が存在する。このステップをひとつ飛ばしでは地球環境は持続させてはいけないのだろうし、引いては個の存在などはあり得ないのだろうと思う。自然環境が色濃く残っている地域(島嶼エリア)で探究学習を体験することの意義が解像度を上げて分かってきた気がする。その時代の流れの最中に島嶼地域でこういった生業で暮らせていることに喜びを感じるし、それぞれの島に同じ思いの仲間がいることをすごく嬉しく思います。
また、今回のイベントは沖永良部島から安田印刷を事業承継し「金城良太郎(かなき・りょうたろう)」、キクラゲ牛による沖永良部型循環産業を実践するカナメファーム代表「要秀人(カナメ・ヒデト)」、沖永良部島民謡の継承・伝承をIターンで実践するはたの三味線教室「波多野雅也(はたの・まさや)」、シマ桑の加工場、株式会社サンジキ代表取締役「窪田貴文(くぼた・たかふみ)さん」が民間の代表として参加してそれぞれの活動を素晴らしく表現してくれました。島外での交流活動が民間の自力でついてきていることはここ数年沖永良部島の成長であるし実力がついてきている証であると思いますし、心強く感じています。本当に嬉しいし感謝しています。
また、このイベントの開催にあたり尽力された皆さま本当にありがとうございました。これから先も「島志」を共有し心豊かな日本を世界を日本の島嶼地域から再構築していける仲間として「島質」を上げて行きましょう。※奄美大島のケンゴ牧師の言葉を引用させていただきました。w
島嶼基金につきましては別の記事で改めて紹介させていただきます。
島祭【shimasai】アーカイブはこちらから※長いです。
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