今年も開催しました。サステナブル経営推進機構(通称:SuMPO)の研修コーディネートをさせていただきました。この会社はLCA(ライフサイクルアセスメント)を軸にする、
環境コンサルティングの会社で、2019年に設立。設立からすごい勢いで成長しています。それに伴い社員もどんどん増員され「心豊な未来をSuMPOの技で創ります」を活動の中心に置いています。そこで「心の豊さ」とは何かを五感で感じるプログラムを沖永良部しまで、提供させていただいています。いらした時期はちょうど「えらぶゆり」の見ごろ。笠石海浜公園で10万輪以上の百合の花に囲まれていつもとは違った空気感を島で感じ取れたのではないでしょうか?また、なぜ?沖永良部島では奄美群島で唯一「てっぽうゆり」がブランド化されて産業として成り立っているのかを説明しました。
弊社の基本理念「確かな未来は懐かしき過去にある」も通ずる歴史を振り返ることで価値を残しながら進化して後世に残していくヒントを掴み取っていただけたらと感じたところです。また、このように沖永良部島で持続してる産業や企業の背景や歴史を知ることで、そこに携わる人々の笑顔を知ることでサステナブル経営の「核」の部分が見えてくるのではないかと考えます。
また、島の成り立ちを知る上でも「流れとかたち」を知る上でも欠かせないのがケイビング。ガイドから細かなブリーフィングを受けて何十万年もかけてできた自然の造形美と持続性を体感しました。このアクティビティーも始まって10年以上経過していますが、自然環境を保全しながらお客様の入洞人数をコントロールして持続を続けているまさにサステナブルツーリズムの中心にあると言っても過言ではないでしょう。
そして、今回は島の20代で構成される一般社団法人シマスキとの交流もハイライトのひとつ。若い同世代が場所は違えど持続可能な社会を作るために人間関係の話や経営の話などたくさんの交流が黒糖焼酎を媒介に熱い語り合いができたのではないでしょうか。途中、凄まじい雷雨が会場の外を襲っていたは知る由もありません(笑)。とにもかくにも短い滞在時間ではありましたが内容の濃い充実したものとなったと思います。他にもうじじきれい団との交流(ビーチクリーン)や建物のNearly ZEB(ニアリーゼブ)でカーボンニュートラルに進む知名町新庁舎の見学や自動運転のグリスロ、西郷南洲記念館での話もとても刺激的で盛り上がりました。環境配慮を指針とした持続可能な心豊かな島つくりを掲げる沖永良部島への視察や研修旅行、是非お待ちしております。
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