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執筆者の写真oldie-village

JALふるさとワーキングホリデーディレクション・ツアーオぺレーション業務 2024/02/04-17

2月4日から2週間JALふるさとワーキングホリデー(沖永良部版)のディレクションとツアーオペレーター業務をさせていただきました。参加者は6名。大学生から会社役員までと幅広い年齢層の参加者と農業を軸とした2週間の沖永良部島の滞在プランを企画・実施。

知名町農林課・企画振興課の協力も頂きながら様々な作物の生産現場の収穫、管理者業をお手伝いいただきました。日程の前半は生憎のお天気で予定通りにいかないこともありましたが生産者さまとの連携、協力のおかげもありとても素敵な参加者にとっては経験・体験に、受け入れ事業者さまにとっては人手になり得たのではないかと関係していただいた人々の笑顔を見て感じるところでした。参加した方々はほとんどの方が豆類(インゲン豆など)の圃場や百合の花の生産現場、キクラゲが菌床から生えている様子など当たり前ですが見たことがありません。しかし、当たり前のようにスパーに並んでいます。お店で提供されています。このような違和感を取り戻すようなこのような旅や滞在・交流が生まれてきているのが昨今です。 沖永良部島でのプログラムでは、「縮減」・「循環」を意識して組み立てています。現在の大量生産大量消費、そして大量廃棄・・・。これで経済成長が起こっていく経済は果たして持続可能なのか?足るを知り、モノの寿命を伸ばして循環して繰り返して使えるように・。そんなイメージを持ってもらいながら生産現場に向き合ってもらいました。

サトウキビの搾りかすを菌床にして栽培されるキクラゲの圃場での収穫。そして使い終えたキクラゲの菌床を今度は畜産の飼料に循環させて、さらにまた、子牛を産み終えた経産牛に与え最後まで美味しく命をいただく沖永良部島型の循環の農業を目指して取り組んでいます。現代の社会構造では見えづらくなってしまっている歪みに日本の縮図である島へ来て暮らしに寄り添って見えてくることがたくさんあると思います。この気づきこそがJALふるさとワーキングホリデーのようなプログラムの「核」であると私は考えます。そしてまたこのような交流で生まれる相互理解や思いやりが消費行動や購買行動に変化をもたらし世界を変えていく第一歩となり得ると思います。ジャガイモの収穫を手伝った参加者たちは規格外の畑に残されたジャガイモたちを丁寧に箱に詰めそれぞれの自宅や実家などに送ることが農家さんの協力でできました。

綺麗な野菜が正規品。現代の常識です。しかし、少しづつ常識に変化をもたらしていけるようなプログラムをこの沖永良部島から日本航空さんと一緒に提供し続けることを模索していきたいと考えています。

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